2022/07/01教養・リベラルアーツ
6月28日、2年次生が哲学探究ⅠのZoom(対話)学習に取り組みました。
ワオ高校の独自科目である教養探究の中でも、関心を持っていただける方が多い「哲学」。
今回は「価値観」「懐疑」と2つある哲学探究のコースのうち、「価値観」の学習の様子をお伝えします。
「価値」と言っても、それを評価する人の視点や条件によってまったく異なる顔を見せます。
価値がどれくらい多様な表情をもつか、身近にあるもので「価値観」に対し理解を深めていく授業です。
今回の学習テーマは「認識と評価:価値志向性という視点」について。
人がどんな行動をとっていれば「善」で、どんなことをしていれば「悪」と言えるのかを考えました。
今回の問いは、「上の画像の項目のうち社会で歓迎される順番は?」です。
生徒たちからは、DABC・ADBCといったように、それぞれバラバラの意見が。
その後のグループワークでは、「なぜその順番を付けたのか?」「“いいことをしないのは悪いことをするよりも悪い”とはどういう意味か?」という追加の問いかけについて話し合いました。
「そもそも良いことをしないってどういう意味?」「悪いことするのって結局ダメなことじゃないの…」と、頭を悩ませながら話し合いを続け、グループごとにしっかりと意見を出すことができていました。
また、今回の授業を踏まえて、生徒たちはこの画像から物語を考えました。
など様々な物語が展開されました。
あなたなら「立ち入り禁止の表示」と「ドクロマーク付きのビン」でどのような物語を作りますか?ぜひ挑戦してみてください。
「悪いことをしても、バレなければ良い」と思っている人は少なからずいます。また、誰かが悪いことをしたとき、「その人が悪いことをしたと知っているけど言わない」だけの人もいるのです。
それぞれの行動は「善」なのでしょうか?それとも「悪」なのでしょうか?
ワオ高校オープンスクールではワオ高校オリジナル科目「教養探究」授業を特別公開しています!
実際にワオ高生になった気持ちで授業を体験することができるので、ぜひ参加してみてください。
2022/07/01教養・リベラルアーツ
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