1990年代にインターネットが世界規模で急速に普及し、そこから現在にかけて、社会は大きく変化しました。

今ではスマホがあれば世界中の誰とでも繋がることができ、ネット上には膨大な量の情報が蓄積されています。海外の情報もネットのおかげで、いとも簡単に入手できる時代となりました。

 

このような、インターネットの普及による社会の変化の中に、「情報化」があります。

皆さんもよく聞く「情報化」。言葉を聞いたことがある方が多いと思いますが、意味までご存知の方は意外と少ないようです。

 

ここでは、いまさら聞けない「情報化」の意味について簡単に説明していきます。

 

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情報化とは

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情報化とは、「情報が資源と同等の価値を有し、情報を中心として機能する社会へと変化していくこと」を表します。

 

具体的には、商品を購入する際に現金ではなくクレジットカードや電子マネーを使用したり、インターネットを通して株や証券を購入して投資したりと、「情報」を通した経済活動や日常生活が可能な社会になっていくことです。

インターネット上で買い物をする際、会員登録として住所や氏名、クレジットカードの情報や口座番号などの「個人情報」を提供する必要があります。これは、個人情報そのものに「価値」があるからこそ、インターネット上で取引や商品の購入ができるのです。

 

このようなことが可能になった社会を、「情報化社会」といいます。

 

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情報化社会について

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上で説明したように、情報が物質やエネルギーと並んで、あるいはそれ以上に大きな価値をもつようになった情報化社会では、情報の伝達・処理の重要性が飛躍的に増大し、これを中心として多方面にわたる経済的、社会的変革が推進されました。

 

その例として、SNSの利用・普及やオンライン授業などがあります。

オンラインによる授業や会議は、コロナ社会以前にもありましたが、コロナ社会になったことで人同士の接触を避けることを理由に一気に広がりました。コロナが情報化を急激に促進させたという捉え方もできます。

 

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情報化がもたらす変化

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情報化が進んだ情報化社会では、求められるスキルも変化していきます。

例えば、インターネットを活用して必要な情報を検索・収集する能力や、収集した情報を整理・分析する能力といったメディアリテラシーや、収集した情報を活用して自分自身で新たな企画を生み出す能力が必要となります。

 

図1　情報化により今後求められるスキル
資料出所　日本労働研究機構「IT活用企業についての実態調査」（2000年）

 

このような情報化に伴い、あらゆるビジネスや医療、教育、行政等においても、高度なデータ処理能力、データ分析力が必要となっています。こういった背景から、「データサイエンス」という学問が誕生しました。

 

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データサイエンスとは

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データサイエンスとは、社会に溢れているデータから「価値」を引き出す学問です。

具体的には、統計学、情報工学など、様々な領域の手法を用いてデータから有意義な「価値」を引き出すための研究分野のことです。

このデータサイエンスを使いこなし、世の中に役立つ要素を見つけ出し、実際の商品やサービスに活用させるのが「データサイエンティスト」です。

 

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データサイエンティストについて

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データサイエンティストは、上で説明したように、膨大なデータを分析し、世の中に役立つ要素を抽出して新商品や新サービスを生み出す職業です。

 

例えば、全国のコンビニでの買い物のデータを集めて、今の売れ筋を分析し、新商品開発のヒントを見つけ出したり、YouTubeなどの配信サービスで、全世界の視聴データを分析し、一人ひとりの好みに合わせた「次の動画」を提案したり、画像診断技術を用いて、医師（人間）が感知できなかった腫瘍を発見するなど、ありとあらゆる分野の細部に渡ります。

 

データサイエンティストには、以下三つの能力が備わっています。

 

 

これらは、この先も進んでいく情報化社会を生き抜くために必要である高度なデータ処理能力やデータ分析力、情報を活用して新たなビジネスを生み出す能力であり、データサイエンティストは、より高度な情報化の中を生き抜くことができる職業であるといえます。

 

ワオ高校にはデータサイエンティストを養成するプログラムとして、「データサイエンティスト養成プログラム」があります。

 

個別相談会も用意していますので、興味のある方は是非お気軽にご連絡ください。