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2025/07/15学校生活東京キャンパス

【東京通学コース】東京都美術館 VTS(対話型鑑賞法)で味わう「ミロ展」

ワオ高校東京通学コースの生徒と教員が7月2日(水)、東京都美術館を訪れ、「ミロ展」でVTS(Visual Thinking Strategy/対話型鑑賞法)を体験しました。
VTSとは、予備知識のない状態でアート作品を鑑賞し、 「何が見えるか」「なぜそう思うか」「他にどんな見方があるか」など、 作品を見ながら対話を通じて考えを深めていく鑑賞法です。事前学習を経て美術館を訪れたので、より充実した鑑賞につなげることができました。

 

 

 


自由な視点と鋭いひらめきに驚きの声!


 

いつもと違う美術館という空間に、生徒たちもどこか楽しそうな様子。
VTS中は、自分の感じたことを素直に伝える場面が多く普段は発言が多くない生徒も積極的に気づいたことや想像を話してくれました

印象的だったのは、「月明かりで飛ぶ鳥」という作品を見た時の生徒たちの反応です。鳥のように見えるものが見つからず、全員で頭をひねっていたら、一人の生徒が

 

「もしかしてこれは鳥から見た景色なのではないか」

 

と発言! その瞬間、「その視点はなかった!」「なるほど…!」という驚きと感心の声が広がりまさにVTSならではの“対話の力”が発揮された時間となりました。

 


作品との“自由な向き合い”から広がる学び


 

後半は、展示室を自由に巡りながら、それぞれが気になった作品と向き合う時間に。
作品の背景や意味を調べるというより、「自分はどう感じたか」をじっくり見つめ直す姿が多く見られました。

生徒たちは今回の体験を通して、

 

「作者の意図だけでなく、自分がどう受け取るかが大切」
「伝えるときは相手の受け取り方にも目を向けたい」

 

といった、鑑賞やコミュニケーションの本質にふれる気づきを得ていました。

 

 


通学することでできる体験を、もっと広げたい


 

今回のミロ展でのVTS体験は、生徒にとって作品を通じて他人の考えにふれ、自分の言葉で表現する力を育む貴重な時間となりました。
対話を通じて自分自身の思考が深まり、他者との違いを前向きに捉えるきっかけにもなったようです。

 

今後も東京通学コースは、
生徒の“好き”や“気づき”を引き出す校外活動やイベントを企画し、
一人ひとりの成長につながる体験を提供していきたいと考えています。

 

 

2025/07/15学校生活東京キャンパス

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