2025/07/02学校生活東京キャンパス
ワオ高校の東京通学コースでは、7月2日に予定されている校外学習「ミロ展でVTS体験」に向けて、事前学習としてVTS(Visual Thinking Strategy/対話型鑑賞法)の体験授業を東京飯田橋キャンパスで実施しました。
この日は、通学コースの生徒と教員が参加し、美術を“観る”だけでなく、対話を通して思考を深めるという新しいアプローチに挑戦しました。
VTSでは、ファシリテーター役の教員が絵画を提示し、予備知識を持たずに、次のような問いを投げかけます:
1.この作品を見て、何に気づきましたか?
2.なぜそう思ったのですか?
3.他に何か発見はありますか?
生徒たちは、じっくりと絵に向き合い、自分の感じたことを言葉にし、お互いの意見に耳を傾けながら、少しずつ思考を広げていきました。
同じ作品を観ていても、注目するポイントや想像するストーリーは人それぞれ。
「え、そんなふうに見えるの?」「私はそこに気づかなかった!」といった驚きや共感が自然に生まれる場面も多くありました。
最後に絵の背景や作者の意図を知ると、「そうだったんだ!」という声があがり、
知識を得た後で再び作品を見る感覚の変化も体験できました。
生徒たちの発言からは、それぞれの個性や視点の違いがにじみ出ており、
ファシリテーターの教員からも「みんなの着眼点が本当に面白かった」との感想が聞かれました。
この体験を経て、7月2日に予定されているミロ展での本番VTS体験への期待も高まっています。
「今回がきっかけで、美術館や博物館にもっと行ってみたくなった」という声もあり、
今後もこうした体験型の校外学習の機会を増やしていきたいと感じられる授業となりました。
2025/07/02学校生活東京キャンパス
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