2024/11/28学校生活
ワオ高校では11月12~15日の3泊4日、1・2年の後期スクーリングを行いました。
1年生にとっては、他学年の生徒と合同でスクーリングを行うのが初めてです。また、後期にワオ高校へ転入してきた生徒にとってはスクーリング自体が初です。
通常の教科、教養探究、総合探究などあらゆる授業の中で、生徒と先生、生徒同士が「対話」を楽しむ場面がたくさんあり、岡山本校が明るい雰囲気に包まれました。
スクーリングではまず、生徒が直接会える良さを最大限生かして、生徒同士が一体感をもって学べるようにする活動を行いました。
入学後2度目のスクーリングとなる1年生が最初に取り組んだのは、特別活動の「紙飛行機チャレンジ」。チームに分かれて3メートル飛ぶ紙飛行機をどれだけたくさん作れるかを競いました。
材料のコピー用紙をたくさん切る人と紙飛行機を作る人に役割を分けるチームもあれば、メンバーがそれぞれ最後まで紙飛行機を作りきるチームもあり、チームごとに工夫して戦略を立てていました。
「どうすれば紙飛行機がよく飛ぶのか」「失敗や未完成を減らすにはどうすればよいか」と言ったことを話し合うことで、自然と仲が深まっていました。
授業後の生徒たちの感想からは、チームメイトとの仲が深まった様子がうかがえました。
★転入前の学校では出せなかった自主的な考えを表に出すことができて楽しかった。バーチャルキャンパスではなく、実際に会えるのも楽しい!
★失敗を振り返り、次回に活かすことが大切だと思った。
★近さって大事。座る場所も心の距離感も近い方が協力できる!
★自分にとって優れたものが他人から見てどうなのかということを考えるきっかけになった。
後期スクーリングでは、教養探究のうち経済探究と自然科学探究の対話授業を実施しました。
経済探究の「お金の正体」では「わらしべ長者ゲーム」を行いました。
生徒たちは最初にランダムに配られたさまざまな雑貨を交換していきます。欲しい物を手に入れるために相手に対して“宣伝活動”をする人もいれば、自分が手にした物に満足して交換に応じない人もおり、実際の経済の動きを体感していました。
「起業の知恵」では、生徒が学校内を歩き回って理想の家電についてのニーズを聞き取り、アイデアをまとめていました。
自然科学探究の「科学技術」では、自分たちで考えた「宇宙人」の設定を学習させた生成AIのchatGPTを相手に、カタカナの単語2語で宇宙人とコミュニケーションを取るシミュレーションを行いました。
参加した生徒はどうすれば未知の相手とコミュニケーションを取ることができるか工夫を重ねていました。
「宇宙」の授業ではチームに分かれてオリジナルの宇宙食を検討。空想ではなく実現可能性を考えるため、話し合いは白熱していました。
スクーリングの楽しみの一つが食事です。
夕食は毎日学校近くの飲食店に出向き、生徒と教員が一緒に食事をとります。その雰囲気はまるで修学旅行のようです。
今回のスクーリングでは、最終日にキッチンカーが登場。本校がある岡山の名物グルメである「えびめし」と「ホルモンうどん」が提供され、岡山での思い出作りに一役買っていました。
慣れないスクーリングで硬い表情だった1年生や転入生も、すっかりスクーリングに慣れている2年生も充実した表情でスクーリングを終え、一回りも二回りも成長した様子でした。
日ごろは直接会えない仲間たちだからこそ、スクーリングを通してより絆が深まり、「次はバーチャルキャンパスで会おう」と約束している姿も見られました。
次回のスクーリングでは、より成長した姿で岡山本校に戻ってきてくれるのが大変楽しみです。
2024/11/28学校生活