2024/04/19学校生活
令和6年度の特別活動「マインドフルネス」の授業が、4月19日に始まりました。
ワオ高校が大切にしている「対話」を行うには、自分の気持ちや意見を安心して表現できる「心理的安全性」が不可欠です。しかし、実際にはその場の雰囲気や他人の意見に左右されてしまいます。
そこで必要となるのが「マインドフルネス」な態度です。
自分の心の状態を見つめ、今起きていることに過剰に反応したり、不安になったりしないよう心を保つ態度を身に付けることで、誰もが「対話」をしやすい土壌が生まれ、意見を活発に言えるようになる雰囲気が形成されるのです。
今年度の特別活動もスクールカウンセラーの小川倫弘先生が担当しています。
バーチャルキャンパスで行われた初回の授業では「レーズンエクササイズ」に挑戦しました。これは、目の前の対象物を「評価」することなく、「ただ意識を向け、観察する」というトレーニングです。
参加した生徒は、レーズンやナッツなどのごく小さな食べ物を準備。小川先生の指示に従って、
① レーズンを手にのせて、ただ見る
② 触ってみる
③ においをかぐ
④ 口に入れる
⑤ 1回かむ
⑥ 何回かかんで変化を感じる
⑦ 飲み込みながら感覚の変化を感じる
という手順をたどりました。
エクササイズ後に、参加者同士で自分が感じ取った感覚や変化を話し合いました。
「いつも以上に甘みを感じた」「かむごとに味が変化する」など、身体感覚に強く意識が向いた生徒が多くいました。
小川先生は「心が不安な状態だと、身体の変化に意識が向きにくい。この状態の時は自身の心の変化にも意識が向きにくい。こうした訓練を通じて、マインドフルネスな状態を保つ練習をしていきましょう」と呼びかけていました。
マインドフルネスを保つための瞑想などを行うことによって、
・ストレス軽減や不安の低下
・学習力の向上
・感情コントロールの向上
などの効果があるとされています。
今後もこの特別活動を通じ、ワオ高生たちは自身の心と向き合っていきます。
2024/04/19学校生活
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