2023/01/16通信制高校
通信制高校の学費は、どれくらいかかるのでしょうか。また、高校無償化制度(高等学校等就学支援金)などは利用できるのでしょうか。進学や転校(転入)を検討している方にとっては、特に気になる部分ですよね。
今回の記事では、通信制高校とサポート校にかかる学費と、高校無償化制度(高等学校等就学支援金)について解説いたします。
通信制高校は、パソコン・スマートフォンを使用したオンライン通信による教育を行う高等学校です。必要単位数を修得して卒業すれば、全日制高校と同じ高校卒業資格を得ることができます。
また、全日制高校のように、毎日通学する必要がありません。自分のペースで学習を進めることができる自由性が高い学校ですが、自主性・自己管理能力が低い生徒には向いていません。
サポート校は、通信制高校に通っている生徒や高卒認定試験合格を目指す生徒に対して、学習支援を行う教育施設です。国から認可されている施設ではないので、サポート校のみでは高校卒業資格を得ることはできません。
民間の教育機関が運営している場合が多く、イメージとしては学習塾に近いでしょう。業務提携している通信制高校の生徒に対して、学習面やメンタル面の支援も行っています。
高等学校等就学支援金制度とは、高等学校等に通う生徒などに対して、授業料の一部または全部を国が支援する制度です。2014年4月に制度が開始されました。2020年4月には私立高校生に対する国からの就学支援金が拡充されたため、実質的に授業料無償となる場合もあります。
例えば、世帯年収約590万円未満の家庭の場合、1単位あたり最大12,030円が支給されます。世帯年収590万以上910万円未満の家庭 には、1単位4,812円が支給されるしくみです。
※上記家庭の内訳:両親、高校生、中学生の4人家族で、両親のどちらかが働いている
通信制高校には、公立と私立の2種類があります。公立の学費は1単位あたり330円程度、私立の学費は1単位あたり6,000~12,000円程度です。私立の通信制高校は通学の回数によってコースが分かれている場合が多いため、学費がコースごとに異なります。
授業料に対しては高等学校等就学支援金制度が適用されるので、家庭の収入状況によっては、授業料が実質無料となります。
サポート校の学費は、初年度納入金で50~100万円程度です。ただしサポート校は、学校教育法で定められた法的な「学校」としての認可を受けていないため、同時に通信制高校にも入学しなければなりません。よって、通信制高校の学費も別途必要となります。また、サポート校の学費は高等学校等就学支援金が適用されないので、学費が減額されることはありません。
サポート校に通わず、通信制高校を卒業することは難しいのでしょうか。いえ、決してそんなことはありません。サポート校レベルのサポートが受けられる通信制高校も存在します。
岡山県にあるワオ高等学校では、オンライン上で気軽にコミュニケーションがとれる仕組みが整っているため、サポート校と同等の支援を受けることができます。具体的な特徴は、以下のとおりです。
もし興味があれば、ぜひ資料を請求してみてください。
通信制高校とサポート校の学費と、高等学校等就学支援金の概要についてお伝えしました。内容を簡単にまとめると、以下のようになります。
通信制高校とサポート校には、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分にとってより良い学びができるのはどんな学校なのか、しっかりと考えて転学先の学校を選びましょう。
2023/01/16通信制高校
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