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2022/06/21教養・リベラルアーツ

SDGsって知ってる?~中高生から考えるSDGs~

 

ここ数年SDGsという言葉が色んなところで使われるようになりましたが、「SDGsについてよくわかっていない」という方もいるのではないでしょうか?

 

今回のブログでは、SDGsについてみていきたいと思います。

 


SDGsとは何か?


SDGsとはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)からとった言葉です。

ミレニアム開発目標(MDGs)を引き継ぐ形で2015年9月25日の国連総会で採択された、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』にある2030年までの具体的指針のことを示しています。

 

このSDGsは、17の目標と169個の達成基準から成り立っています。

目標の達成は一人では難しいため、社会全体で協力しながら様々な問題に向き合っていくことが必要です。

 

【SDGsの17個の目標

1. 貧困をなくそう:「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」

2. 飢餓をゼロに:「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」

 

3. すべての人に健康と福祉を:「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」

 

4. 質の高い教育をみんなに:「すべての人々へ包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」

 

5. ジェンダー平等を実現しよう:「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」

 

6. 安全な水とトイレを世界中に:「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」

 

7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに:「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」

 

8. 働きがいも経済成長も:「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する」

 

9. 産業と技術革新の基盤をつくろう:「強靱なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び技術革新の推進を図る」

 

10. 人や国の不平等をなくそう:「各国内及び各国間の不平等を是正する」

 

11. 住み続けられるまちづくりを:「包摂的で安全かつ強靱で持続可能な都市及び人間居住を実現する」

 

12. つくる責任 つかう責任:「持続可能な生産消費形態を確保する」

 

13. 気候変動に具体的な対策を:「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」

 

14. 海の豊かさを守ろう :「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」

 

15. 陸の豊かさも守ろう:「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」

 

16. 平和と公正をすべての人に:「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」

 

17. パートナーシップで目標を達成しよう :「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

 

 


どんなことがSDGsに繋がるの? 


目標の達成のためには社会全体で協力することが必要だと言いましたが、一人一人の意識によって目標達成に繋がることもあります。

 

例えば、12個目の目標「つくる責任 つかう責任」に繋がることとして、買い物の仕方が挙げられます。

 

ある商品を購入しようとしている時、同じようなものが複数の企業から販売されていることがありますよね。

どの企業の商品を購入するかどうか、値段や性能などの様々な基準で選んでいると思います。

その時の基準に、製造企業がSDGsを達成しようとしているか?という視点を取り入れてみてください。

よりSDGsに取り組んでいる企業の製品を購入することで、その企業の活動貢献につながり、結果的にSDGsに貢献することができるのです。

 


SDGsを考えるときに注意すべきことは? 


SDGsはたくさん目標がありますが、1つの目標達成だけに意識を向けすぎないように注意することが必要です。

 

例えば、「環境のためには、太陽光発電を筆頭とした再生可能エネルギーを100%にしていくのが良い!」と考えたとしましょう。

確かに、CO2排出量だけに注目してみれば、太陽光発電のような再生可能エネルギーを100%にするのがいいかもしれません。

 

ですが、これにはいくつか問題があります。

 

1つ目は、電気代です。

再生可能エネルギーは、発電効率が良くないなどの理由から、電気代が高くなる可能性があります。そうなると、7番の「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」という目標が達成できなくなってしまいます。

 

2つ目は、資源です。

太陽光発電を行うためは、太陽光パネルの生産が必要になります。すると、半導体の材料となるシリコンをはじめとした様々な資源を大量に消費することになり、資源が枯渇する可能性があります。

 

3つ目は、環境への影響です。

太陽光パネルの設置によって地面に吸収される太陽光が減ることで、生態系への影響や、風力発電による騒音問題・バードストライク問題などが懸念されています。

 


最後に


一人一人がSDGsについて考え、普段の生活の意識を少し変えてみることで、SDGsをより身近なものとして捉えることができるのではないでしょうか?

 

通信制高校であるワオ高校は、授業以外の時間を自由に使うことができるため、環境問題について調べて実践していくなどSDGsについての活動を行うことができます。

 

また、自分はこんな問題を解決するための会社をつくりたい!という人は、オプションプログラムのアントレプレナーシップ講座で起業について学ぶこともできます

 

ほかにも、特別活動としてSDGsにまつわる活動(※1)も行っています。興味のある方はぜひワオ高校の個別相談にお越しください。

 

web個別相談会のお申込みはこちら>

 

(※1)

特別活動「『平和』~平和のためにあなたが起こすイノベーション~」を実施しました。

12月10日(金)青山学院大学の学生さんと一緒にSDGsについて学習しました!

【オンライン公開授業】株式会社イノカとのコラボ授業を実施しました!

 

2022/06/21教養・リベラルアーツ