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2022/07/11大学受験

【大学別】総合型選抜入試ピックアップ情報~京都大学・大阪大学編~

 

皆さんは総合型選抜についてご存知でしょうか?

よくわからないという方や、AO入試との違いが今一つピンと来ない方は、総合型選抜についてまとめた記事をご覧ください。

 

今回は、総合型選抜を実施している京都大学と、同じ旧帝大で立地も近い大阪大学の情報を具体的に見ていきたいと思います。

 

※各大学のHPには、大学や学部の特徴がまとめられていたり、募集要項・過去問などの詳しい情報が掲載されていたりします。正確な情報については、必ずそちらをご確認ください。

 


京都大学編 ※令和4年度の入試情報です


総合型選抜を実施している学部・学科・コースは、以下のとおりです。

 

学部・学科・コース
総合人間学部    
文学部    
教育学部    
経済学部    
理学部    
医学部 人間健康科学科 先端看護科学コース
先端リハビリテーション科学コース
(先端理学療法学講座)
先端リハビリテーション科学コース
(先端作業療法学講座)
薬学部 薬科学科  
薬学科  
農学部 資源生物科学科  
応用生命科学科  
地球環境工学科  
食料・環境経済学科  
森林科学科  
食品生物学科  

 

■大学入学共通テストなどの必要スコア

全ての学部で大学入学共通テストの受験が必要となります。

学部によって異なりますが、書類審査(第1次選考)後に行われる第2次選考、あるいはその後の最終選考のいずれかにおいて、大学入学共通テストの成績が用いられます。

必要な点数は学部・学科により異なりますが、70%~85%以上の得点者の中から合格者が決まります。

 

また、学部・学科によってはTOEFLやTOEIC 、IELTS、実用英語検定などが必要になってきます。

出願要件などを確認して、出願までに成績表を受け取れるように余裕をもって受験をしておく必要があります。

 

■総合型選抜ではどんなことが問われるのか

まずは第1次選考の書類審査で高校在学中の顕著な活動歴を見られます。受験科目以外にどういったことを学んできたかが大切です。

また提出書類である「学びの設計書」等で学ぶ意欲や志についても評価されます。高校生活と大学での学びをしっかりと結び付けて、具体的な目標をもって出願することが求められています。

 

第2次選考では、学部・学科により、小論文や面接、学力試験、口頭試問などが行われます。

小論文では、受験する学部の研究に関わる英文を読んで自分の意見をまとめる問題や、複数の文章を用いた読解力を問う問題が出題されています。

特に理系の学部では、英文から読み取って問題を解くものが出題されやすいので、英語長文の読解能力も問われます。

 


大阪大学編 ※令和4年度の入試情報です


総合型選抜を実施している学部・学科は、以下のとおりです。

 

学部・学科
文学部  
人間科学部  
外国語学部  
法学部  
経済学部  
理学部 化学科、生物科学科[研究奨励型選抜]
数学科、物理学科[挑戦型選抜]

 

■大学入学共通テストなどの必要スコア

京大と同様にすべての学部で大学入学共通テストの受験が必要になります。

書類による第1次選考後、第1次・第2次選考と共通テストの点数を加えた合計点により合否が決まります。

法学部では第1次選考が無いなど、京大とは異なる点もあります。

 

また、一部の学部を除いて英検、TOEFLやIELTSなどのスコアが必須となっています。必須としていない学部でも、スコアを提出書類に入れることができます。

 

理学部ではいわゆる総合型選抜は[挑戦型選抜]と呼ばれ、数学科、物理学科で実施されます。

理学部化学科・生物科学科では、[研究奨励型選抜]と呼ばれる、サイエンスの様々なプログラムでの研究・発表経験や、優れた自由研究を必須とする選抜が行われます。

 

■総合型選抜ではどんなことが問われるのか

提出書類によって高校での学びの質や経験を総合的に評価されます。

「自分の頭で考える習慣」を持っているかどうかが最重視されるなど、多面的に合格者を判定する点は、京大と共通するところもありますね。

 

阪大でも、学部によって面接や小論文、口頭試問、学力試験があります。

小論文は、受験する学部の研究内容に関わる文章を読んで答える問題などが出題されています。また、理学部化学科・生物科学科[研究奨励型選抜]の第2次選考では、出願要件となっている研究のプレゼンテーションが課されます。

 


最後に


通信制高校では、自分の興味があることに集中したり、外部の様々なプログラムに参加したりする時間を授業以外で確保することが可能です。

 

ワオ高校では、授業の中でも大学入学共通テスト対策や小論文、戦略的思考実践などの特別講座を定期的に開講しています。

必修科目の教養探究(哲学・経済・科学)では、グループで議論したり、レポートとして小論文形式の課題に取り組んだりもしています。

 

通信制高校の自由度とこうした学校での取り組みが、総合型選抜での強みになりそうですね!

ワオ高校の授業やオプション講座を体験し、在校生の話が聞けるオープンスクールの情報はコチラ

 

2022/07/11大学受験