2022/03/16通信制高校
総合型選抜とは、2021年度入試より実施された入試形態で、一般選抜(一般入試)、学校推薦型選抜(推薦入試)、に次ぐ第三の入試形式です。
この総合型選抜は、以前はAO入試(アドミッションズ・オフィス入試)という名前でしたが、名前が変わると同時に内容も変わりました。
総合型選抜(旧AO入試)での入学者割合は、平成14年度から令和2年度の18年間で大きく増えています。具体的にみると、国立の大学では3.8ポイントの増加(実数で3,788人の増加)、公立大学では3.2ポイントの増加(実数で1,063人の増加)、私立大学では10.4ポイントも増加(実数で52,073人の増加)していることがわかります。このことから今後も徐々に総合型選抜を用いての入学者数は増えていくことが予想されます。
何が問われるの?
主にその大学独自に持っているアドミッションポリシー(理想の学生像)に沿った学生を選抜するための入試となっており、その学生がどれほどの意欲や熱意を持っているのかを見られます。
アドミッションポリシーとは
先述した通り、アドミッションポリシーとは、その大学が入学する学生に対して「こんな学生が来てくれると嬉しい!」という学生像のことです。各大学で様々なアドミッションポリシーが設定されており、いくつかの例を以下に示します。
【アドミッションポリシー(抜粋)】
● 学問に偏らず高等学校等でのあらゆる普通教育科目や専門教育科目を学修している学生
● 特定の学問領域にとらわれない好奇心旺盛な態度やさまざまなフィールドで実践的活動に参加する行動力を持つ学生
● さらにグローバルな諸課題にも積極的に関与しようとする意欲や能力を文科系・理科系のどちらか一方の学問に偏らず高等学校等でのあらゆる普通教育科目や専門教育科目を学修している学生
● 特定の学問領域にとらわれない好奇心旺盛な態度やさまざまなフィールドで実践的活動に参加する行動力を持つ学生
● さらにグローバルな諸課題にも積極的に関与しようとする意欲や能力を備えている学生
【アドミッションポリシー(抜粋)】
● 先端的科学技術の急速な発展や経済のグローバル化・市場経済化の進展などによって大きな変容を遂げつつある現代の経済社会に深い関心を持つ学生
● 経済学・経営学の基礎理論や幅広い教養を身につけ、さらに、豊かな国際感覚を磨くことを通じて、人類が直面している種々の問題に積極的に取り組んでいこうという気概を持つ学生
このように大学や学科ごとに異なっており、それぞれの大学ごとの特徴を理解しておくことが総合型選抜に向けた第一歩となります。
総合型選抜の選考方法は?
基本的には総合型選抜では、志望理由書・調査書といった書類を用いての書類選考と面接、小論文によって選抜が行われます。しかし、大学ごとに特徴があり、大学によっては、学力試験が課されるほか、面接で志望分野に関する知識を問われることもあり、さらにはプレゼンテーションやグループディスカッションなどが課される場合もあります。
また、AO入試から総合型選抜に移行するにあたり、文部科学省から以下のような変更をするように各大学に求めています。
・調査書等の出願書類だけでなく、(1)各大学が実施する評価方法等(例:小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績等)、もしくは(2)「大学入学共通テスト」の少なくともいずれか一つの活用を必須化すること
・志願者本人の記載する資料(例:活動報告書、入学希望理由書、学修計画書等)を積極的に活用すること
つまり、何らかの形で学力を図ることが条件となったということです。
評価の基準に資格や検定は使える?
総合型選抜の出願では、外国語の資格や検定試験の証明書やスコアなどを提出することができます。中でも、実用英語技能検定、TOEIC、TOEFL-iBT、GTECなどの語学検定を評価に用いる大学が増えています。
ワオ高校の総合型選抜における強さ
ワオ高校で総合型選抜において強みとしている仕組みはいくつかありその中のいくつかを紹介します。
①時間を自由に使える
②独自の科目“教養探究授業”を受講できる
③特徴ある学びができる
④オプション講座という選択肢がある
①時間を自由に使える
ワオ高校は通信制高校で一部を除いてスケジュールが完全に固定されているわけではありません。そのため、自分が好きなことを究めたり、自分が興味を持って学びたいことに時間を割いたりといったことに集中することができます。
②独自の科目“教養探究授業”を受講できる
ワオ高校では“教養探究授業”という独自の科目を設置しています。生徒同士で”答えのない問い”について議論を行うことで、自分の意見を深め、探究的な見方や考え方を身につけていきます。議論だけでなく、レポート形式の課題もあるため、総合型選抜でのグループディスカッションや小論文の対策を行うことができます。
③特徴ある学び
ワオ高校の国語では、ライトニングスピーチという学習があり、これによりプレゼンを行うスキルも身につきます。また、教養探究授業のところで述べたように、どの科目にもグループディスカッションを多く取り入れています。自分の意見を考えて伝える機会を増やすことで、自分の思考をまとめることが必要な面接・小論文の対策を行うことができます。
④オプション講座という選択肢
ワオ高校では、さらに発展的な学びとして、留学・起業・データサイエンスなどのオプション講座があります。講座によっては、TOEFL対策ができ、英語の資格を取得することができます。また、他の講座でも様々なことに専門的に取り組むため、ポートフォリオ(学習課程において生徒が作成したレポートなどの蓄積)ができます。
オプション講座についてはこちら
ワオ高校では偏差値だけでなく、将来何になりたいか、何を学びたいかを重視しており、生徒に合った大学進学の方法として、総合型選抜での進学を支援しています。詳しく話を聞いてみたい方は、個別相談にお越しください。
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