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2023/01/16通信制高校

転校したい!通信制高校に転入・編入するには?基本的な情報を総まとめ!

「全日制高校から通信制高校へ転校したい!」そう考えたことはありませんか。この記事では、転入・編入に関する基本的な情報を解説します。転入・編入の実態や、気をつけるべきことについても触れますので、この記事を読んだみなさんの不安が解消されることを期待しています。ぜひご覧ください。


転入・編入ってどんなシステム?


まず、転入・編入の基本的な意味から説明します。転入と編入の意味は以下のとおりです。

転入…現在通っている高校を辞めずに、新しい高校に入学することです。
転校とほぼ同義で、時期を選ばずいつでも転入することができます。

編入…現在通っている高校を辞めてから、新しい高校に入学することです。
4月、10月など時期を指定している学校がほとんどです。

どちらも今まで修得した単位を引き継ぐことができるので、3年間で高校を卒業することが可能です。


転入・編入の実態が知りたい!


次に、実際のデータを引用しながら、通信制高校への転入・編入の実態に迫っていきます。

●どんな生徒が多いの?

2017年に東京未来大学が発表したデータによると、通信制高校に入学した理由は以下のようになっています。アンケートは、計745人の生徒を対象にしています。

1位…学習時間・ペース上の理由(36.8%)
2位…学力上の理由(32.7%)
3位…前校での不適応(25.7%)
(引用元:「入学状況から見た通信制高等学校生徒の精神健康」)

自分のペースや学力に合った学習を求めて、通信制高校に入学した生徒が多いことがうかがえます。前の高校にうまく適応できなかったことも、大きな理由のようです。上位3つ以外の理由では、「友人関係上の理由」「心の病気」「家庭上の理由」などが挙げられます。

これに加えて、2021年に文部科学省が公表したデータによると、2000年で84校しかなかった通信制課程を置く高等学校の校数が、2021年には260校まで増加しています。全日制課程の高校は減少しているところがポイントです。


(引用:「検討を進めるための参考資料集」)

また、こちらのデータも見てみましょう。2017年に文部科学省が発表したデータでは、平成28年度に通信制高校へ入学した生徒について、「全体の51.7%が編入学・転籍者である」という結果が出ています。
(引用:「高等学校通信教育に関する調査結果について(概要)」)

以上のデータから数多くの生徒がさまざまな理由で通信制高校への入学を選んでいる現状や、転入・編入という選択肢が一般化していることが読み取れます。通信制高校の数も増えており、「自分の好きなことを伸ばすために通信制高校へ入学する」という新しい選択肢が今後増えていくことが予想されます。

●通信制高校の特徴とは?

では、通信制高校の特徴とはいったい何なのでしょうか。代表的なものをご紹介します。

・高卒資格が取得できる…大学進学や就職など、これからのキャリア形成に役立つでしょう。

・学年の途中から転校できる…単位取得状況にもよるが、指定の単位が取得できていれば3年間で卒業できます。

・受験勉強、ボランティア、アルバイトなど、自分のやりたいことに時間が使える…大学進学や就職など、通信制ならではの時間の使い方ができます。将来の幅が広がるでしょう。

・人間関係が構築しやすい…同じ境遇(不登校など)の生徒が多く、教員もその背景をよく理解しているからです。また、広域通信制(3つ以上の都道府県から生徒を募集している学校)の場合は全国から入学者が集まるので、まわりの生徒から刺激を受けられます。

 

●全日制高校との違いは?

通信制高校と全日制高校の主な違いは、以下のとおりです。通学頻度や授業内容など、学校のシステムそのものがまったく異なります。

以上のことから考えると、通信制高校は自分のやりたいことに集中できることがわかります。その一方で、自分でスケジュールを管理するスキルが必要です。通信制高校のメリットとデメリットを理解したうえで、入学を検討しましょう。


転入・編入するなら何に気をつけるべき?



通信制高校に転入・編入するなら、どのようなポイントに気をつけるべきなのでしょうか。

●通信制高校の転入・編入時期は学校によって異なる

通信制高校の転入・編入時期は、学校によって大きく違いがあります。理想的なルートで入学できなくなる可能性があるので、志望校の転入・編入時期はしっかりと調べておきましょう。

●転入・編入の条件を調べておく

転入・編入する際は、その学校の条件を調査しましょう。条件を満たしていないと、志望校に応募できない場合もあります。主な条件は、以下のとおりです。

・年齢…年齢の上限はありません。すでにほかの高校に通学している人は、入学最低年齢である15歳はクリアしているため、年齢に関する条件は問題ないでしょう。

・居住地域…その学校の入学可能地域に居住している必要があります。スクーリング(面接指導)を実施しやすくするためです。しかし、学校によっては、「広域通信制」といって、全国から生徒を募集しているところもあります。

・取得単位…前の学校で取得していた単位と、新しい学校のカリキュラムの適合性をチェックされます。学校によって取得単位の条件は異なるので、必ず前もって学校に確認しましょう。

 

●自分に合った学校を探す

なんといっても、自分の性格や性質に合った学校を探すことが重要です。通信制高校には、さまざまな種類があります。自分の目標を達成するために、たくさんの時間をかけて念入りに学校を選ばなければなりません。転校するかどうか悩んだら、なるべく早めに行動を起こすようにしましょう。

今の学校の勉強が自分に合わないと感じている方は、ワオ高等学校への転校はいかがでしょうか。ワオ高校の魅力は、対話・議論を大切にしていることです。教養(哲学・科学・経済)を題材にした探究学習を通して、自分で考え判断する「自分軸」を作れます。また、将来に役立つ実学を学べるオプションプログラム(高校留学・海外留学、データサイエンティスト、起業)も受けられます。オンライン上のバーチャルキャンパスを通して、友達や教員とコミュニケーションが取れるところもポイントです。また、ワオ高校は広域通信制の通信制高校なので、全国に友達も作れます。ワオ高校なら、自分らしさを大切にしながら、ユニークな学校生活を過ごせるでしょう。


自分らしく学べる通信制高校に通おう


通信制高校の概要についてご紹介しました。内容を簡単にまとめると、以下のようになります。

・転入は、現在通っている高校を辞めずに新しい学校に入学すること。編入は、現在通っている高校を辞めてから新しい学校に入学すること

現在多くの生徒が転入や編入を選んでおり、「自分の好きなことを伸ばすために通信制高校へ入学する」という考え方も広がってきた

・通信制高校には「好きなことに時間を使える」「人間関係が構築しやすい」といった特徴がある

・通信制高校に通うためには、スケジュール管理能力が必要である

・通いたい通信制高校の転入・編入時期や入学条件を調べておくべきである

自分らしさを大切にしながら通える通信制高校も存在する

もしも今の学校生活に限界を感じているなら、通信制高校への転入・編入をおすすめします。今回ご紹介したように、通信制高校は自分の目標に向かって毎日を過ごせる学校です。自分に合った学校を選べば、将来のキャリア形成もスムーズに進むことでしょう。今まで見えてこなかった、新しい自分と出会えるかもしれません。さまざまな学校の情報を調べて、後悔のない選択をしてください。

2023/01/16通信制高校