考えさせられることが多い!
疑問が尽きない! 時に苛立ちさえ感じる!
様々な情報が飛び交っている現代社会において、向き合うべき課題も実に複雑多様です。
そういった中、みなさんは「事実など存在しない」と言われて納得できますか?
かのドイツの大哲学者ニーチェは、「存在するのは解釈だけだ」と、その著作の中で明言しています。つまりは、すべての疑問も苛立ちも、解釈によって発生しているというのです。
よくよく考えてみると、確かにそうかもしれません。時に勝手に思い込んで怒ったり悲しんだりしていることだってあるわけですから。
はたして、私たちが得ている情報は正確でしょうか?
その発信を信用する根拠は何でしょう?
そして何より、受信者である自分の言語能力や情報処理能力は然るべきレベルにあるのでしょうか?
哲学者フランシス・ベーコンは、人間の持つ宿命的な心の迷いを4種の「イドラ(思い込み)」を通して指摘しました。関わる人や置かれた状況、そして生い立ちまで含めて人間は、個々の性分に応じた「思い込み」を繰り返しているというのです。
そう、こんなに「認識」することを大切にしている人間でさえ、普段は考えることもなく、注意を払うことすらしていないのです。 今回の「哲学カフェ」では、「世間をざわつかせるもの」を通期テーマとして、思わず笑ってしまったり、感じ入ってしまうような人間の本質に迫ってみたいと思っています。もちろん先哲の力を借りるのは言うまでもありません。どうぞご期待ください!
ワオ高校では、教師と生徒の壁を取り払って自由な議論の場「哲学カフェ」を実施しています。
新聞記事からテーマを選択し、哲学者の考えや行動からヒントを得て、ニュースの本質を紐解くユニークな取り組みです。
この気軽に議論をする「哲学カフェ」を一般の中高生の方や保護者の方にも体験いただきたいと思い、オープンしました。
毎週金曜日18時からワオ高校のバーチャルキャンパスで開催しています。
「耳だけ参加」でもOKです。是非、お気軽にご参加ください。
もっと気軽に哲学を議論したいと、フランスの哲学者マルク・ソーテが『考え方の打ち合いの場』として始めました。
カフェというフランクな場所で、頭をフル回転させ、何かを吐き出すように考えを仲間と述べ合います。もちろん、ただ、聴いているだけでもいいんです。
そうすることで、『そうだったのか!』と新たな気づきが得られ、自分の考え・意見により磨きをかけていきます。
この新しい気づきの「ワオ!」で活力がみなぎり、忘れかけていた清々しさを感じられる。ここに哲学カフェの醍醐味があります。
哲学カフェは、4/19(金)よりスタート。
毎週金曜18:00~19:00 オンライン自習室 WAO25で開催しています。
必要事項を入力の上、お申し込みください。