2024/02/29学校生活
ワオ高校2・3年生は今年度、「総合探究」として、「教育と探求社」の探究学習プログラム「クエストエデュケーション」に取り組んできました。
その成果を発表する場として、同社が実施している「クエストカップ2024」に挑戦しました。
2年生は、「コーポレートアクセス」部門に挑みました。実在する企業が課したミッションに対して課題を解決する企画を提案するものです。
3年生は「ソーシャルチェンジ」部門で、身近な社会課題を発見し解決策を考え発信するミッションに取り組みました。
それぞれオンライン授業やスクーリング授業の時に話し合いを重ね、発表内容についてまとめました。
クエストカップ応募のための校内発表会前には、バーチャルキャンパスに日々集い、最終確認をする姿も見られました。
動画でクエストカップに応募した2年生では、「LINEヤフー」から出された「世界中に『こころおどる』が連鎖する未来のネットワークサービスを提供せよ」という課題に挑んだチーム「Yahooo!」が、見事佳作に輝きました。
「AkiDs 〜アキッド・子どものための安心安全なweb広告〜」と題した提案で、子どもたちにとって有害な広告なしに見られる安心な動画プラットフォームを考え、企業側にとっても企業イメージを向上させ新たな顧客獲得にもつながるという企画案にまとめました。
3年生は2月12日にオンライン開催された全国大会ファーストステージに2チームが出場しました。
チーム「ワオ!」は「飢餓で苦しむ人を助ける」をテーマに企画を考え、「フェアトレードを周知する」という自分たちでも実際できそうなことを主軸に解決策を提案しました。
チームを代表して出場した髙木綾乃さんは、スライドなどをかなりブラッシュアップして堂々と発表。フェアトレード周知のために、店頭に出すポップも作成し、自分たちの考えを訴えました。
チーム「こなもの」は國府優葵君と田中新恋さんが代表で出場。「災害が起こったときの炊き出しを助ける」をテーマに企画を考えました。
炊き出しをする際の課題となる資金、仲間づくりという2点に着目し、「全国で連携校を作り災害に備える」というアイデアを打ち出し、連携校同士で普段から交流し、各校で募金活動を行って有事の際には募金を元手に支援をするという内容でした。
2チームとも、ワオ高生らしくオンラインでの発表に慣れているせいか、画面共有などもスムーズに行い、ゲストからの講評や質問にも堂々とした受け答えをしていました。
両チームとも惜しくもセカンドステージ出場は逃しましたが、今年度の学習を締めくくる成果となりました。
・髙木綾乃さん
他のチームの発表を聞き、自分にはない視点や、問題点すらも活用するアイデアをたくさん聞くことができ、貴重な体験になったと思います。
自分たちの発表についても「もっと行動できたかも」「もっと案を練ることができたかも」と感じました。この思いをこれからに活かしたいです。
・國府優葵君
他の人の発表を聞き、自分たちもインタビューなどを盛り込んでいれば課題の解決策に根拠を持たせられたし、企画をもっと具体的にできたのかと感じました。
・田中新恋さん
発表中、少し頭が混乱してうまくできなかったのが悔しいですが、問題なく終えられてよかったです。私達は通信制高校の生徒として、全日制の高校と比べると「普通」とは違う雰囲気でしたが、それこそがアピールチャンスだと思い頑張りました。今後クエストカップに参加する後輩たちには、こうした気持ちを胸に頑張ってほしいです!
クエストカップの詳細はコチラ
2024/02/29学校生活