学校法人ワオ未来学園 ワオ高等学校

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2023/06/16学校生活

【シン・通信制ワオ高スクーリング】「好き×学び」で未来の自分を描く。1、2年生がキャリアデザインに取り組みました!

 

シン・通信制として世界最高のオンライン高校を目指すワオ高校。

年2回・3泊4日の日程で岡山本校にて行われるスクーリングに、6月6日~9日、1、2年生合わせて90名近い生徒が集合しました。

今回は、参加したワオ高生がキャリアデザインに取り組んだ特別活動の様子をお伝えします。

通常高校で学ぶ基礎科目以外に、哲学・科学・経済の教養探究が独自科目として設定されているワオ高。外部から講師をお招きして実施する特別活動としてのキャリアデザイン講座も、未来志向です。

 


【6月6日】「2050年を楽しく生きるために」

さとのば大学 信岡 良亮さん


「キャンパスが存在しない」、「地域を巡りながら仲間と学び合う」という、旅する大学・さとのば大学の発起人・メインファシリテーターでもある信岡さん。各地域でプロジェクトに参加しながら、共に未来を自分の手で創り出す「共創人材」を目指していくという姿勢は、ワオ高校と共通しています。

 

明治維新をきっかけに人口が急傾斜を描いて激増してきた日本。しかしながら2008年をピークに、今度は同じくらいの急傾斜で激減していくことになります。

親・子・孫の3世代で個体数が半数以下になる種を、生物界では「絶滅危惧種」と呼ぶそうですが、少子高齢化において世界の最先端を行く日本人は、かなりの保護が必要な「絶滅危惧種」に相当する、と笑わせながらも、これから先の深刻な人口減少についてわかりやすく話してくださいました。

 

「人口が減っていくのをどうにかして止めたい」とおっしゃる信岡さん。「ニーメラーの警句」を例にとりながら、地方を切り捨てていくことによって、将来何も残せない日本になってしまう。それを回避するには、遠くの人が苦しんでいるのを「自分ごと」として考えることや、未来を一緒に冒険する仲間を見つけ、繋げていく力が大切だということです。

通信制高校という、多様な人間が集まった環境で、それぞれの個性を伸ばし合う仲間になっていってもらいたい、と力強く励ましていただきました。

 

人類史上初、世界大戦中でもないのに人口がどんどん減っていく時代を生き抜くために、今からできることは何なのか、考えるきっかけを与えてもらったワオ高生。

 

・普通じゃない仕事で生きてみたいと少し思った。

・確かに自分の長所を武器にして活躍している人はいろんな批判を食らいながらも楽しく楽に暮らしているなと思った。

・一人ひとりできることとできないことがあり、周りと比べたり合わせたりする必要はないけど、自分で考え、一緒に行動することも大切だと思った。

・将来的に日本から出ていこうかなと思っていたけど、自分が日本をどうにかしようとすることが重要だと思った。

・世の中の問題をニュースなどで見てもなかなか自分ごとのように考えるのは難しいと感じてしまいますが、いつかは自分にも関わってくるかもしれないと思うのは大切だと改めて思いました。

 

グループでの話し合いもしながら送信された「振り返り」を見ると、自分の個性を見つけて磨いていくことや、仲間と繋がり、色々な問題を「自分ごと」として考えていくことの大切さに気づいたようでした。

 

 


【6月8日】「最高の教育とキャリアについて」

天才キッズ理事長 田中 孝太郎さん


田中さんは、保育園「天才キッズクラブ」の理事長です。とは言え、「理事長」という肩書らしからぬハイテンションに、生徒たちも思わず引き込まれます。

講演は、生徒のみんなにアンケートを取りながら、そして保育園お遊戯を先生たちも全員一緒に歌い、踊りながら、楽しく進んでいきました。

 

・楽しそうにしていると、脳は騙される!

才能がないと実現できないことなんて、ない。自分で「無理」と決めてしまっているだけ。

なんと、脳は騙すことができるんです!

田中さんは、どんな辛い状況でも、『笑顔でいること、楽しむこと』を意識的にしているそうです。そうすることで、毎日が楽しい日々に。大切なのは、そんな楽しんでいる人たちの集まる環境に身を置くことだそうですよ。

何でもできる世の中、やりたいことは何でもできる自分の方が、幸せですよね?選択を人に任せていたら人生つまらない!ということです。

 

・人を応援することで人生が変わる!

「天才キッズ保育園」の環境づくりで一番大切にしているのは、応援することだそうです。友達や先生が精一杯応援してくれるから、がんばろう!という気持ちになるんですね。

応援してもらえるから、失敗しても恥ずかしくないし、他人と比較することもない。

そして、人への応援を一生懸命やっている人は、人から好かれる、信頼されるようになる。もしも自信が無くても、夢が無くても、他の人を精一杯応援することは誰でもできるから、是非今からやって欲しいとのことです。

 

色々まとめていくよりも、ワオ高生たちの振り返りを見る方が、田中さんの話してくださったことがダイレクトに伝わりそうなので、ご紹介します。

 

・意識的に笑顔を作ることは自分でもできそう。

・簡単に自分を卑下するな、前に進むと必ず成功する機会がある。

・すべての言葉に「確かに」と思いました。笑顔と幸せのつながり、応援が自分の成長につながること、どのお話をとってもすごく心に響きました。

・出来ないときや、しんどいときは投げやりになってしまうことが多いので、笑顔で自分自身を騙すことが大切なんだなと思いました。出来ない時に、自分はダメなやつだと思う事が多いので、誰もそう思わない環境作りは、生きやすく生きるためにとても重要だなと思います。相手と比べるのではなく、応援し合いながら支え合っていくことは、社会に出てからも必要になってくると思うので、心掛けて行きたいなと思いました。

・考え方を変えるだけであれだけ楽しそうに生きることが出来るというのをお話やその姿勢から学んだので、自分にプラスになるように取り入れていきたいなと思いました。

 

 


【6月9日、10日】岡山の歴史や伝統文化を学ぶスタディツアー


本校でのスクーリング終了後に、希望者が参加したスタディツアー。今回の旅程は、以下のとおり。

 

9日:後楽園→夢二郷土美術館→岡山城

10日:閑谷学校→備前焼体験

 

日本三名園の一つである後楽園や岡山出身の竹久夢二作品が堪能できる美術館、改修工事を終えたばかりの岡山城と、日本最古の公立学校である閑谷学校を訪れて歴史・芸術に触れた後は、岡山県備前市伊部地区が産地の備前焼にもチャレンジしました。

焼きあがった作品が届くのが楽しみですね!

 

 

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2023/06/16学校生活