学校法人ワオ未来学園 ワオ高等学校

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2024/07/01学校生活通信制高校イベント

オープンスクール2024 vol.2 ワオ高生プレゼンショー

 

ワオ高生のリアルな姿が分かる「オープンスクール2024」。6月22日に開催された第2回のテーマは「ワオ高生プレゼンショー」でした。

 

教科書的な勉強にとどまらず、自分の「好き」を究めた活動に熱心に取り組んでいるワオ高生たち

それぞれが力を入れていることを、入学を希望する中学生らの前でプレゼンテーションしました。

 


多数の部活と起業、研究を両立する多忙な毎日

ほしぴー(2年、千葉県在住)


 

中学卒業後、高校に行かずに高卒認定を受けて大学を目指す予定でしたが、紆余曲折を経てワオ高校へ入学したという、少し変わった経歴の持ち主であるほしぴーさん。

なぜワオ高校に入ることになったのでしょうか―。

 

小中学生時代はゲームに没頭していて、ゲームを作る人に憧れ、将来はIT関連の仕事をしたいなと漠然と考えていたそうです。

しかし、中学受験がうまくいかず、中学での成績もふるわなかったことから、心理的な不調に陥ってしまいました。

さらに、自分自身の特性もあって集団に適応することも得意ではなく、通信制高校に進学するか高卒認定を取るかを考え、一度は高卒認定を取りました。しかし、ワオ高校の存在を知り、特に「哲学」の学びができるということに強くひかれ、改めて高校に進学することにしました。

 

2年生の現在は、哲学部、科学愛好会、心の研究会という3つの部活・愛好会に所属して活動しています。

また、起業コースにも所属し、会社運営にもかかわっています。

 

特に哲学部では、1週間に1人の哲学者を決めて学びを深めています。自分たちで哲学者の思想を調べ、顧問の先生からレクチャーを受ける部活動はとても楽しいそうです。

 

心の研究会では、仲間と一緒に「心理学」についての論文を読むなど学びを深めています。

 

起業コースでは、「株式会社ブルースプリング」を立ち上げました。

世の中の全ての人が夢をもって青春できる社会を目指したいということで「青春」を意味する会社名をつけています。高校生が教育格差を解消したり、高校生が広告代理店の仕事をしたりと、新たな価値を創造することに取り組んでいます。

 

起業・哲学・心理学の3つ軸で頑張りたいというほしぴーさん。将来は研究職に就くことを目指しているほしぴーさんにとって、3つの軸の中では心理学の研究をさらに深め、将来につなげていきたいと頑張っています。

 


「地域で学ぶ」という唯一無二の学び方

Akari(3年、茨城県在住)


 

毎日決まった時間に授業がある全日制高校と違い、通信制高校には「自由な時間」が多くあります。

その「自由」を存分に生かした学び方をしているのがAkariさんです。

 

Akariさんは「地域で学ぶ」という選択をして活動をしています。

 

小中学生のころの夢は「学校の先生」。

高校に入学するころになると、教育には携わりたいものの、学校の先生になるよりも「居場所づくり」をしたいという夢を抱くようになっていました。

そして高校3年生の現在の気持ちは「どっかの第三の大人でありたい!」という夢を描いています。

 

「どっかの第三の大人」とは、学校の先生でも親でもない存在のこと。

Akariさんは地域で学ぶことを通じ、地域の大人の存在の大きさを感じてきました。そうした中で思い描いた「どっかの第三の大人」の理想像は、物事を達成するまでの道のりを一緒に考えられる大人であること。

生徒の考え方を全否定、全肯定するのではなく、どうやったら生徒の夢を達成できるか、その道のりを共に考えられるような大人に憧れています。

 

こんな大人になるためには、圧倒的な知識と経験、学ぶ姿勢が大事だと感じたAkariさん。

「先生」という職業に就く人は、大学の教育学部を出てそのまま先生になるケースが多いと思っていましたが、ワオ高校で出会った「先生」は、社会人経験を経てから先生になったり、海外経験が豊富だったりと、話をしていてワクワクするような人ばかりでした。この出会いも「どっかの第三の大人」になりたい気持ちを後押ししたそうです。

 

地域留学では、国内のさまざまな地域に長期間滞在して学びを深めてきました。

そのうちで特に3か所の場所が印象深く残っているといいます。

 

およそ1カ月滞在した宮城県では、現地で提供されるプロジェクトに関わる中で人とのコミュニケーションを積極的にとる機会があり、損得ではない人とのつながりを感じました。「こうでなければならない」と自分自身にかけた呪いを解くような旅となりました。

 

福島県の南相馬市では、自身が取り組む「居場所づくり」の活動を「面白いね」と受け入れられたことに喜びを感じ、等身大の自分を認められるように。

 

大阪府では、背伸びをせず「できないことはできないと言っていいんだ」と自分自身を確かめられるようになりました

 

通信制高校の自由な時間の使い方は人それぞれ異なります。

がっつりと受験勉強をしている人もいれば、気になる学びをしたくて留学をする人、バイトに精を出す人と本当にバラバラな高校生活を送っています。

でも、ワオ高生に共通しているのは「自分の好きにまっすぐなところ」とAkariさんは言います。

 

Akariさん自身は教育系の仕事に向かって大学進学を目指しつつ、地域での学びを続けていくそうです。

 

 

通信制高校であるワオ高校の生徒のユニークな活動の様子が伝わったでしょうか。

2024年度オープンスクールでは、公開授業や多彩なワオ高生企画を準備しています。

お楽しみに!

 

ワオ高校オープンスクール ホームページ

https://www.wao.ed.jp/openschool2024/

 

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