2024年4月に通学コースが開講したワオ高校岡山本校。そして2025年4月に開校予定のワオ高校東京・飯田橋キャンパス。

この2つのキャンパスを会場に、7月28日と8月4日にオープンスクールとして「哲学カフェ」を初企画しました。

ワオ高校の哲学カフェは通常バーチャルキャンパスを会場に、オンラインで実施しています。

初対面の参加者同士が顔を合わせて対話をすることで、どのような反応が生まれるのでしょうか。

「幸福」を考え続け、対話が広がった１時間

今回の哲学カフェのテーマは「幸福論―好きなことだけして生きるのは幸せか―」です。

岡山、東京の2会場には、小学生から高校生までの一般参加者と保護者、ワオ高校の哲学部や会場近くに住む生徒、卒業生が来校し、対話を楽しみました。

ファシリテーターを務めたワオ高校の福盛教諭が、対話をしやすい雰囲気をつくるために、互いに下の名前で呼び合おうと声掛けし、スタートしました。

参加者がそれぞれ考える「幸福」について話し合っている中で、福盛教諭とワオ高哲学部の生徒がアラン、ヒルティ、ラッセルという3人の哲学者が提唱した「幸福」の解釈を紹介。その内容を踏まえて、それぞれの参加者が考えを述べ合い、対話が広がっていきました。

「幸福であるには自由でないと」

「では自由であるというのはどういうことだろう」

「お金はあればあるだけ自由や幸福を感じる？」

「幸福」とはどういうことなのかを追い求めて、対話は盛り上がりをみせました。その盛り上がりは、イベントの終了時刻がきても「まだ話し足りない！」という参加者が出るほど。

もちろん、あまり発言をしなかった人もいましたが、参加者の多くは頭の中で考えを巡らせ続けた１時間となりました。

ワオ高校では今後も、各キャンパスを会場にしたオープンスクールで、リアル哲学カフェを開催していく予定にしています。

「哲学カフェ」に興味をもった人は、ぜひオンラインの哲学カフェかリアル開催の哲学カフェに参加してみてください。

また、ワオ高校の哲学カフェの雰囲気を知りたいという人には、ＦＭ岡山で放送された特別番組「ワオ高校presents未来の方程式　特別編　未来を拓く哲学探究の道」を聴くのもお勧めです。

こちらの番組は、ラジオ放送のアーカイブサイト「AuDee」にて配信されています。ぜひお聞きください。