2026/10/08学校生活イベント英語・留学通信制高校

こんにちは!ワオ高校です。
9月6日から10月5日までの約1カ月間、「トビタテ!留学JAPAN」を利用して、ワオ高生がスロバキアへ留学しました!
「留学」と聞いて、皆さんはどんな国を思い浮かべますか?
アメリカ?オーストラリア?イギリス?
今回の行き先は、中央ヨーロッパに位置するスロバキア。
実は本人も当初は、イギリスやフランスなどへの留学を考えていました。
ところが、受け入れ先を探していく中で出会ったのが、スロバキアのフリースクール「Slobodná škola」。
結果として本人は、
「スロバキアにして本当に良かった!」
と話します。
いったいどんな1カ月だったのでしょうか?

今回お世話になったSlobodná školaは、一般的な学校とは少し違った教育を行っています。
朝から夕方まで、小学生から高校生年代までの子どもたちが一緒に過ごし、多い日には30人ほどが集まります。
特徴的なのは、いわゆる「授業らしい授業」がほとんどないこと。
机に座って教科書を開くだけではなく、さまざまな体験を通して必要な知識を学んでいきます。
例えば、数学を学ぶために、みんなで実際に買い物へ出かけることも!
「学ぶ」とはどういうことなのか。
日本とは違った教育のあり方に、実際に学校生活へ入りながら触れる機会となりました。

日本を出発し、ポーランドを経由してスロバキアへ。
現地の空港へ到着すると、なんと学校の先生や生徒たちが迎えに来てくれていました!
日本を出発する前からオンラインミーティングを行い、温かく迎えてくださっていた皆さん。
実際に対面できた瞬間は、とてもうれしかったそうです。
学校では初日から、自作したスライドを使って自己紹介。
日本の文化についても紹介しました。

いよいよ1カ月間の海外生活がスタートです!
ところが……。
ここで、予想していなかった大きな壁にぶつかります。
「英語を勉強してきたのに、英語が通じない!」
留学前に準備していたことの一つが、英語の勉強でした。
海外へ行くのだから、英語でコミュニケーションを取ろう!
そう思って準備していたのですが、実際に現地へ行ってみると、子どもたちの多くが英語を話しません。
普段のコミュニケーションは、ほぼスロバキア語。
「どうやってみんなと話せばいいんだろう……」
最初の数日間は思うようにコミュニケーションが取れず、かなり悩んだそうです。
日本にいる友達や、以前「トビタテ!留学JAPAN」で海外へ行った先輩にも連絡し、相談しました。
せっかく海外まで来たのに、言葉が通じない。
ここでどうするか。
この経験が、今回の留学の大きな転機になりました。

きっかけになったのは、毎週水曜日に行われるスクールトリップでした。
みんなで山道を歩きながら、Google翻訳を使って会話。
そして、大好きなサッカーを一緒に楽しみました。
すると、それまで感じていた距離が一気に縮まったそうです。
言葉が十分に通じなくても、一緒にボールを追いかければ笑える。
少しずつ、
「もっと話してみたい」
「もっと仲良くなりたい」
という気持ちも強くなっていきました。
そこで本人が始めたのが、スロバキア語を覚えること!
留学前に想定していたプランとは違います。
でも、
「英語が通じないなら、相手の言葉を覚えよう」
と自分で考えて行動しました。
1カ月の生活を通して、日常でよく使う表現や数の数え方などもしっかりマスター。
予定どおりにいかなかったからこそ、自分で考え、動く経験につながりました。

月曜日から金曜日までは、学校の子どもたちと一緒に過ごします。
外でサッカーをしたり、ボードゲームをしたり。
毎日一緒に過ごすうちに、言葉の壁を越えてどんどん距離が縮まっていきました。
なかには、片道2時間ほどかけて学校へ通っている子どももいたそうです。
そして週末には、学校の先生の誕生日パーティーに招待してもらうことも!
「留学生」として外から学校を見学するだけではなく、現地のコミュニティの中に入り、一緒に生活する。
だからこそできた出会いや経験が、たくさんありました。

海外留学に興味はあっても、
「今は円安だし、費用が心配……」
という人もいるのではないでしょうか。
今回の留学では、「トビタテ!留学JAPAN」の奨学金を活用しました。
さらに、受け入れ先の学校が滞在先を用意してくださり、平日の昼食も提供。
そのため、本人によると今回の留学費用の多くを奨学金でまかなうことができたそうです。
もちろん、海外での生活にお金がかからないわけではありません。
現地では外食をすると日本円換算で5,000円ほどになることもあった一方、スーパーでは1.5Lの水が約130円で購入できるなど、比較的リーズナブルに感じるものも。さらにペットボトルを返却すると、デポジット分が戻ってくる仕組みも体験しました。
実際に1カ月暮らしてみたからこそ分かる、現地のお金や生活事情も大きな学びになりました。

留学を考え始めた頃、本人が希望していたのはイギリスやフランスなどの国でした。
受け入れ先を探していく中で、たどり着いたスロバキア。
最初から「絶対にここへ行きたい!」と決めていた国ではありませんでした。
さらに、現地へ行けば、準備してきた英語が思ったように通じない。
決して、すべてが計画どおりだった留学ではありません。
それでも帰国した本人から出てきたのは、
「スロバキアにして、本当に良かった」
という言葉でした。
言葉が通じないなら、どうすれば伝わるのか考える。
困ったら、誰かに相談する。
Google翻訳を使ってみる。
一緒にサッカーをする。
そして、相手の言葉を自分から覚えてみる。
そんな一つひとつの行動から、たくさんの人とのつながりが生まれました。
約1カ月前に日本を出発したときより、ひと回りたくましくなって帰ってきたワオ高生。

予定していなかった国。
予想していなかった言葉の壁。
そこで出会うはずではなかった人たち。
想定外の出来事に出会い、自分で考えて一歩踏み出してみる。
そこから、自分でも知らなかった世界が広がっていく。
ワオ高校では、これからも「やってみたい!」という生徒一人ひとりの挑戦に伴走していきます。
おかえりなさい!
そして、スロバキアでの1カ月、本当によく頑張りました!

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