2025/06/13学校生活通信制高校
ワオ高校3年生前期スクーリング最終日となった6月13日(金)は、教養探究を中心とした授業が行われ、生徒同士、生徒と先生で対話があふれる岡山本校になりました。
哲学探究の「自由」では、「X炎上事件」という架空の事件を題材に、学校が生徒のSNS投稿を監視する是非や「表現の自由」について考えました。対話を重ねる中で、生徒からは「そもそも表現の自由って、誰に認められているのだろうか」「この事柄は表現の自由にあたるのか」など、「自由」という言葉の意味そのものを考える言葉が飛び出し、議論を深めていました。
「価値観」の授業では、自分自身の「好き」と「嫌い」、他の人が考える「好き」と「嫌い」を互いに共有することで、価値観がどのように形成されるのかを体感していました。
4日間のスクーリングを締めくくる閉講式では、河本尚副校長がメッセージを送りました。
「私自身は特にやりたいこともないまま大学に行き、バイト先の塾で教えていた生徒の言葉をきっかけに、『先生』という職業を意識するようになり、別の大学に入り直した経験があります。今は、皆さんの親世代にとって当たり前とされてきた価値観が大きく変化しています。良い大学に入って良い会社に入って…ということだけが良いとされる時代ではなくなっています。ぜひ皆さんには、多くの人と話してほしいと思います。そうすれば新たな道が開ける可能性が広がります」
「進路を早く決めましょう」と言われがちな3年生ですが、スケジュールに追われるのではなく、「自分の好きなことって何だろう」という意識でじっくりと未来を考えてほしいー。教職員から、そんなメッセージを送り、前期スクーリングを締めくくりました。
2025/06/13学校生活通信制高校