2026/10/27学校生活通信制高校

10月16日(金)、ワオ高校のバーチャルキャンパスで特別活動を実施しました!
今回のゲストは、ヤンマーブランドアセットデザイン株式会社の八木洋介さん。同社とワオ高校がコラボレーションして実施する探究活動の一環で実現した講演となります。
「働くことの哲学~企業がめざす『持続可能な未来』と僕たちの選択~」をテーマに、ヤンマーグループのものづくりに込められた思いや働くことの意義、持続可能な未来に向けた挑戦、そして高校生へのメッセージを語っていただきました!
八木さんが将来について考え始めたのは、高校生の頃。地球の環境問題や緑化などに関わり、研究したいと大学へ進学しました。大学では当初の希望とは異なる機械系の分野の研究をしたことで「農業や食料生産に貢献したい!」という思いからヤンマーに入社しました。
入社後に農業機械のトラクターを担当し、社内で「ミスタートラクター」と呼ばれるまでになった八木さん。そこから一転して、関わったことのない「デザイン」の分野に関わるようになりました。
現在は、ヤンマーグループのブランドづくりを担う新会社・ヤンマーブランドアセットデザイン株式会社で活躍されています。
一見すると異なる分野への挑戦ですが、その根底にはずっと「地球環境や人々の暮らしをよりよくしたい」という思いがありました。
1912年の創業以来、人々の暮らしを豊かにするための技術を生み出してきたヤンマー。農業機械やエンジンをはじめ、エネルギー、食など、幅広い分野で事業を展開しています。
講演では、ヤンマーが創業100周年を機に取り組んだブランド改革についても紹介していただきました。それまで事業ごとに異なっていたデザインやブランドイメージを統一し、世界に向けてヤンマーの価値を伝える取り組みです。さらに、農業現場での再生可能エネルギーの活用や、廃棄物からエネルギーを生み出す取り組みなど、環境問題の解決につながる技術も紹介されました。
八木さんが強調されていたのは「デザインやブランディングでも、地球環境に貢献できる」ということ。技術を開発するだけでなく、その価値や思いを社会に伝え、人々の共感を生み出すことも、未来を変える大きな力になるのです。
そして、八木さん自身の思いも「地球環境のために何かしたい」から「地球で生きる人々のために何かしたい」へと変化したそうです。

もう一つ、印象的だったのが、ヤンマーが大切にしている「HANASAKA(ハナサカ)」という考え方です。
HANASAKAとは、自分たちだけが成長するのではなく、周囲の人々とともに新しい可能性を育み、未来に向けた挑戦を後押ししていく取り組み。毎年美しい花を咲かせる桜のように、次の世代にも挑戦のバトンをつないでいこうという思いが込められています。
ヤンマーでは、この考え方を軸に、キャラクターのリニューアルやアニメーション制作、文化・スポーツ活動への協力など、さまざまな挑戦を続けています。八木さんが所属するヤンマーブランドアセットデザイン株式会社は、こうしたブランディングに取り組んでいく会社として2025年に設立された新しい会社で、企業の枠を超えて多くの人と協力しながら、新しい価値を生み出そうとしています。

ワオ高校では、必修の「総合的な探究の時間」を通して、実際の企業課題をテーマに探究学習に取り組んでいる生徒が多くいます。
今回の講演でも、実際の企業活動やブランド戦略について、生徒や教員からさまざまな質問が寄せられました。
特に印象的だったのは、「農業をかっこよくしたい」という八木さんの思い。製品の機能だけでなく、デザインやブランドの力で農業のイメージを変え、社会に新しい価値を届けようとする姿勢は、生徒たちにとっても新鮮な学びになったのではないでしょうか。
講演の最後には、将来について考える高校生たちへ、こんなメッセージをいただきました。
「今の自分でできることを考えるのではなく、自分の未来を想像して、そこから逆算して考えてほしい」
自分が本当になりたい姿を思い描き、そこに向かうために何が必要なのかを考えること。そして、社会や環境の変化に合わせて、自分自身も進化し続けることの大切さを教えていただきました。
今後の展望について、八木さんは「ヤンマーだけではできないことも、さまざまな技術やアイデアを持つ人たちと協力することで、新しい価値が生まれる」と語ってくださいました。
そして、何より大切にしているのが「ワクワクすること」!自分の興味や思いを大切にしながら、仲間とともに新しい未来をつくっていくという、強い思いが、生徒たちに伝わったのではないでしょうか。
今回の特別活動は、企業のものづくりやブランディングについて学ぶとともに、自分自身の将来や社会との関わり方を考える貴重な機会となりました。
生徒たちの振り返りでは、
・「食」や「エネルギー」という、生きるために欠かせない分野で世界中に貢献している姿がとても印象的だった。
・総合的な探究のプロジェクトに取り組んでいるため、「社会貢献」という面で、とても参考になった。
・未来のありたい姿を描き、自分らしさや意味を問いながらまずは自分ができることをやってみることが大切だと感じた。
などの前向きな感想が寄せられました。
ワオ高校では、オンラインで全国の生徒がつながる通信制高校の特色を生かし、企業や社会で活躍する方々との出会いを通じたキャリア教育・探究学習を大切にしています。
八木さん、未来へのワクワクが広がる素敵なお話をありがとうございました!
*********************************
今回の講演は、ヤンマーとワオ高校が連携して取り組む探究活動の第一歩。
11月20日には、関西エリアの生徒がヤンマー本社を訪問し、社員の皆さんと「50年後の社会で選ばれる会社とは?」をテーマに対話するワークショップも予定されています。
今回学んだ企業の理念や挑戦をヒントに、生徒たちがどんな未来を描くのか、今から楽しみです!
2026/10/27学校生活通信制高校
その他の記事

【長野スタディツアー Day4】「まちの編集者」として学びを発表!善光寺での4日間を振り返る
2026/10/21

【長野スタディツアー Day3】「まちの編集者」に挑戦!善光寺での発見を自分たちの言葉と作品に
2026/10/21

【長野スタディツアー Day2】善光寺門前エリアをまち歩き!地域の魅力と人々の想いを探究
2026/10/21