2025/12/08学校生活東京キャンパス

ワオ高校東京飯田橋キャンパスの通学コース生を中心に、11月26日、日本科学未来館で「老い」をテーマにした体験学習を行いました。
デフリンピック観戦で学んだ“多様性・共生”の視点を、今回は「老い」という新たな切り口から見つめ直す時間です。
日本科学未来館の「老いパーク」という展示エリアでは、高齢者の状況を疑似体験できるミニゲームに挑戦しました。 中でも、高齢になると言葉が聞き取りづらくなる状態の体験として、「サトウ・カトウ・アトウ」の言葉を聞こえにくい状態で聞き分けるワークを行いました。 生徒たちは集中して耳を澄ませていましたが、思った以上に難しかったようです。
聞き取りづらさや見えにくさ、表情の読み取りにくさなど、普段の生活では実感しづらい感覚を体験し、「高齢者の方が日常で感じる困りごとって、こういうことなんだ…」という気づきにつながっていました。
さまざまな「老い」を体験したことで、 普段とは大きく異なる世界を知り、「自分にできる関わり方」を考えるきっかけになった生徒たち。誰かを思いやるには、まずその人の“世界”を知ること。
今回の体験を通じて、共生社会を生きるための視点がまた一つ広がりました。


老い体験後は、ロボットや宇宙など多様なテーマの展示も見学しました。 日本科学未来館ならではのスケールの大きい展示に、生徒たちの目は輝きっぱなし。

特に宇宙分野に興味を持つ生徒が多く、教員と一緒に展示の内容を深掘りしながら「これどういう仕組み?」「こういう研究って面白いね」と話し合う姿も見られました。


見学時間が足りず、「もっと見たい!」という声が上がったほど、充実した時間になりました。
前回のデフリンピック観戦に続き、今回の「老い」の体験を踏まえて、「多様性とは何か」ということを実感として学んだ生徒たち。 ワオ高校では今後も生徒が“他者を理解する力”を育む課外活動に取り組んでいきます。
2025/12/08学校生活東京キャンパス
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