2025/05/23学校生活大学受験
5月22日(木)、ワオ高校のバーチャルキャンパスにて、特別活動「進路とキャリア」の第2回目が行われました。
この活動は、学年をこえて生徒同士が対話しながら進路やキャリアを考えるワオ高校独自の取り組みです。
今回のテーマは、近年注目されている大学入試の「総合型選抜」についてです。
総合型選抜は、学力試験だけではなく、活動実績や志望理由書、面接などを重視する入試形式です。
高校3年の12月までに合否が決まることが多く、他の推薦型入試と合わせ「年内入試」とも呼ばれています。
一般入試とは異なる準備やスケジュールを意識することが必要で、受験生になるよりもっと前の学年からの対策が重要になります。
今回は、総合型選抜で大学に合格した経験をもつ安積先生がゲストとして登場。
自身の高校時代の取り組みを具体的に紹介してくださいました。
①志望大学の決定:
安積先生が大学選びの基準にしたのは「大好きなバスケを続けられて、保健体育の教員免許が取れること」。この条件を軸に大学を探し、その中から興味のある学問分野(福祉)も学べる大学を選択しました。
②アドミッションポリシーを確認する:
アドミッションポリシーとは、入試において大学の求める人物像を示しているものです。このポリシーと自分自身や自分が取り組んでいる活動が合っているかを確認したそうです。
③探究活動の実施:
アドミッションポリシーに沿って、総合型選抜の活動実績になる探究活動を積み重ねました。一例を挙げると、「運動と思考の関係」について友人と共同探究しようと、歩きながら難しいクイズや暗記ができるかを調査したほか、福祉系の学部であることを意識して「看取り師」にインタビューし日本人の死生観についての研究もしたそうです。
④小論文対策:
高校2年生の頃から、新聞記事の切り抜きをノートに集めて思考を整理。時事問題への知識もしっかりとためることで、小論文を書くことに活かしていました。高校時代に実際に使用していたノートは5~6冊もあり、画面越しに紹介されたノートを見て、生徒たちから驚きの声が上がっていました。
今回の活動では、受験準備を具体的に始めている3年生だけでなく、まだ大学受験の仕組みもにも詳しくない1年生も参加しています。
今回の活動を通じて 、総合型選抜の対策は「今からでもできることがある!」ということが伝わったのではないでしょうか。
特別活動「進路とキャリア」は、これからもさまざまなテーマで進路について学び合う時間を提供していきます。
今の活動が、未来の自分を形づくっていく —そんな時間にしていけたらと、ワオ高校では考えています。
2025/05/23学校生活大学受験
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