座談会登壇者

Ｍ・Ｆさん　初代・哲学部部長。地元・岡山県の大学の教育系学部へ進学。

Ｎ・Ｚさん　在学中は起業コース所属。卒業後は歯科技工士の専門学校へ。神奈川県。

Ｎ・Ｔさん　海外大学留学を目指して留学コースへ転入。9月からアメリカの大学に入学予定。静岡県。

Ｚさん　ワオ高校では対話授業で政治や経済の話をよくしていたし、同級生とも気軽にそんな話をしていた。東京都知事選が話題になっていたけれど、普通の学校ではそんな話が気軽にできる雰囲気ではないから、ワオ高校は楽しかったなと思う。オンラインで全国に同級生がいるから、卒業した今となっては全国に味方がいるような気持ちになる。

Ｔさん　ワオ高校は自由度が高いから、自分自身もフットワークが軽くなった気がする。在学中に「English café をつくりたい！」と先生に相談したら、「やってみたらいいよ」と応援してくれる雰囲気だったのも良かった。

Ｆさん　挑戦しやすい環境だった。通信制高校だから自由な時間も多くて。バイクの免許をとっていろいろな場所に出かけることができたのも、自由な時間がもてたからこそだと思う。

Ｔさん　先ほどＺさんも言っていたけれど、ワオ高校ではいろいろな社会問題などを対話する授業の機会がたくさんある。普段の会話でもいろいろなトピックが出てきていたから、初めて会った人ともさまざまな話題でコミュニケーションをとるスキルを磨くことができた。

Ｚさん　高校在学中に起業はしなかったけれど、起業ということへの抵抗がなくなったように思う。働くという大きな枠の中で、起業という選択肢が加わったことで、自分自身の価値観も大きく変わった。現在、歯科技工士になる勉強をしていて、歯科分野では独立開業する人も多いので、自分に合っているのではと思っている。

Ｆさん　哲学を学んだことで、世の中のことや周囲の人たちを、偏見の目なしに見ることができるようになった。ワオ高校は良い意味で「変な人」が多かったけれど、自分の好きなことを頑張る人たちばかりだった。

Ｆさん　教育系の大学に進みたいという相談を先生にした時に、将来役立つからと学童保育のボランティアに参加することを勧められて。実際にそれが大学進学後もとても助けになっている。大学の授業の一環で学童保育ボランティアに行くことがあるが、全く抵抗なく行くことができている。

Ｔさん　定期的な留学カウンセリングを受けていて、担当の先生に一からサポートしてもらった。海外大学への入学にはエッセイが必須で、大学に合格するまでも、そして合格してからも奨学金を得るための英語エッセイをずっと書いていた。その間は、留学コースの先生たちに毎回壁打ち相手になってもらい、指導をしてもらった。

Ｚさん　スクールカウンセラーの先生が行う特別活動の「マインドフルネス」の授業。オンラインでそれぞれの自宅で、みんなと一緒に一粒のレーズンを観察したのが印象に残っている。日ごろは意識しては見ていないものをじっくり観察するというのは面白い経験だった。

Ｔさん　教養探究でのディスカッションの時間が印象的。Ｆさんも言っていたけれど、ワオ高校は良い意味で「変な人」が多いから、いろいろなものの見方や考え方を聞くことができた。普通の全日制高校では、先生が一方的に喋るというスタイルが多いけれど、ワオ高校ではオンライン対話授業でもスクーリングでも、生徒の方がいろいろな考えを発信する場面が多くて「新しい授業スタイルだ」と感じた。

Ｔさん　8月下旬にアメリカに旅立ち、心理学を学ぶ予定。未知の世界に飛び込むことに緊張しているが、アメリカの大学にはいろいろな面白い人がいると思うので、多くの人と出会って、自分の視野を広げたい。

Ｚさん　歯の勉強を続け、将来的には自分の会社をもちたい。芸能人の歯のメンテナンスをする会社なんかいいかもしれない！

Ｆさん　今は大学で小学校の先生になる勉強をしている。将来子どもたちを前にした時、いろいろな経験がある方が絶対に面白い先生になれると思うので、大学在学中に旅行でいろいろな場所に行ってみたり、積極的に子どもたちと関わる経験を積んだりして、将来の夢に備えたい。